外構工事を安くする方法!ポイント&コツ
この記事では自宅の外構工事を出来る限り安く済ませる方法について解説していきます。
新築の一軒家を立てるときや自宅をリフォームするときに必要となってくるのが外構工事です。
門柱や門扉、駐車場や庭といった部分が外構工事の範囲となりますが、初めて自宅を建てるときには外構工事までしっかりと考えが及ばないこともあります。
特によくあるのは建物に予算を掛け過ぎて外構工事に回すお金が足りなくなってしまうパターンです。
こうなると外構工事の予算を減らさざるを得なくなってしまうわけですが、そんなときに使える工事予算を抑えるコツや方法を詳しくまとめました。
これから新築の戸建てや自宅のリフォームを検討している方は、ぜひこちらの内容を参考にしていってください。
外構工事を安くする方法
外構工事を安く済ませる方法はいくつかあります。
その中でも初めて家を建てる人に知っておいてもらいたいポイントを4つピックアップしてみました。
外構業者を自分で探す
外構工事とは冒頭でも触れたように門柱や門扉、駐車スペースなどを作る作業を指しますが、この外構工事は家を建てるのとは違った技術や工程が必要となります。
仮にハウスメーカーに家と外構の両方を一括で依頼した場合でも、そこから別の外構工事業者に作業を任せる形になるのが一般的です。
そうなるとハウスメーカーと外注の外構工事業者の間には手数料やマージンが発生しますので、直接外構工事業者と契約するよりも20%~30%ほど余計な費用が掛かってしまうわけです。
そのため、外構工事を安く済ませたいのであれば、まずは自分で専門の工事業者を探しましょう。
これだけでも数十万円ほどの節約にはなります。
また、自分で外構工事業者を探して契約すると、その後のアフターメンテナンスや追加工事を頼む際にも便利です。
家の近くに顔見知りとなった外構工事業者がいれば、何かしらの際に助けとなる機会も多いのでぜひ専門の業者を探してみてください。
相見積もりを取る
外構工事に限った話ではありませんが、高額な工事を依頼する場合には複数の業者に見積もりを取ることが普通です。
相見積もりを取り「安さ」「実績」「日数」などを考えた上で実際に工事を依頼する業者を決めれば、外構工事の相場や必要となる資材の金額が分かってきます。
たとえば「A社は実績や工事完了までの日数が完璧」「しかし予算的にはB社の方が安い」といったときには、B社の見積もりを見ながらA社に活かせる部分を探しましょう。
また、A社に直接ディスカウントを求めるというのも悪くない方法です。
「これまでの実績や作業内容の提案を理解した上で、〇〇や〇〇の部分がもう少し安くなれば工事を依頼したい」などと伝えれば、相手もそれに応えてくれるかもしれません。
もちろん値引き交渉できる金額は常識の範囲内となりますが、他社の見積もりが手元にあった方がその判断材料のひとつになりやすいと思います。
安い素材を使う
外構工事には様々な資材が使われますが、中には似たような見た目でも安くなる素材というのがたくさんあります。
たとえば隣の家との境界線にフェンスを設置する場合、フェンスに使う素材によって費用は大きく変わってきます。
仮に安い素材は1mあたり15,000円、高い素材は1mあたり25,000円だったとすると、安い素材を選ぶことで工事費用が半分近く抑えられるわけです。
また、外構部分の地面をどうするのかによっても工事費用は変わります。
全体をコンクリートで整地しようとすると費用が高額になりがちですが、駐車スペース以外は安価な砂利を選べばその分だけ安くなります。
もちろんコンクリートと砂利ではそれぞれメリットとデメリットが異なるものの、費用を安く抑えたいときには有効な選択肢のひとつと言えるでしょう。
シンプルなデザインにする
外構部分にこだわりを持つと費用が高くなりがちです。
特に日本の住宅によく見られるクローズタイプの外構を希望すると、設置する外構物が多くなり掛かる金額も高くなってしまいます。
そうした中、最近流行っているのが海外の住宅のようなセミクローズタイプ、オープンタイプの外構デザインです。
クローズタイプの外構とは家の周りをブロック塀やフェンスでグルっと囲んだデザインを指します。
対してオープンタイプの外構は隣の家との境界線として必要な分だけ塀やフェンスを設置するというデザインです。
当然、新しく建てる外構物が少ないオープン外構の方が費用は安く抑えられます。
また、門柱や門扉に関しても高額になりがちな凝ったデザインのものではなく、シンプルな既製デザインのものを選べばコストが下がりますので一度検討してみましょう。
できる限りDIYすることも大切
外構工事を安く抑えたい場合には「DIY」を考えることも大事です。
駐車場のスペースをコンクリートで埋める作業は専門の外構工事業者でないと出来ませんが、庭に芝生を張ったりエクステリアとしての植栽をしたりというのは自分でも出来ます。
また、塀やフェンスに関しても自分でDIYできるところが一部はあるはずです。
そういった作業を自分でおこなうことによって費用を抑えている方はたくさんいます。
たとえば庭に石を使ったタイル張りの地面を作りたいと思ったら、石材を買ってきて並べるだけでもオシャレなスペースが作れます。
ほかにも砂利と石畳を組み合わせて玄関までの道を自作するといったことも十分に可能です。
思ったよりも外構工事の予算が少なくなり困っている場合は、こうしてDIYが出来るものと出来ないものを振り分けて考えてみましょう。
なお、外構工事を依頼する際には優先順位を決めることが大切です。
仮に車を持っている方なら駐車場を優先して外構工事業者に依頼し、庭に関しては後回しにするというのも考え方のひとつと言えます。
安すぎる外構工事は要注意!
外構工事費用を安く抑えたい!と考えすぎて業者選びに失敗すると、結局後で高くつくことになるというケースも珍しくありません。
残念ながら外構工事業者の中には「安かろう悪かろう」というところが存在します。
粗悪な資材、技術力不足のスタッフなどを使って工事をおこなっている業者に依頼をすると、費用が安くても思った通りの外観にならないことが多々あるわけです。
また、思った通りの外観にならないだけでなく2~3年で補修や再工事が必要になると、その分だけ余計なコストが掛かってしまいます。
そのため、外構工事業者を選ぶ際にはとにかく「実績」「施工例」などをよくチェックしましょう。
過去にどういった工事をおこなっているのかを確認すれば、粗悪な業者に当たる確率がグッと減ります。
あとは自分の家の周りの住宅がどういったところに外構工事を依頼しているのかをリサーチすることも大切です。
理想的な外観をしている家がその地域のどこの業者に依頼したのか調べれば、自分の家も同じように素晴らしい外観となりますので、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
外構工事を出来るだけ安く抑える方法や外構工事業者を選ぶ際のポイントをご紹介してきました。
ご覧いただいたように外構工事費用を抑える方法はいくつもあります。
業者選び・使用する素材の選定・DIYの検討など、こうした方法を組み合わせれば予算内でもイメージ通りの外観が完成しますので、これから家を建てる人やリフォームをする人は実践してみてください。