外構工事にかかる平均期間って?流れや遅れる原因についても

この記事では、これから自宅の「外構リフォーム」を考えている方に向けて「どれくらいの工事期間が必要となるのか?」を詳しく解説していきます。

新しく外構工事を依頼する場合、どういった段取りでどれくらいの時間が掛かるのかというのが気になる部分です。

外構工事は依頼する内容によっても完工までの期間が変わってきますが、目安となる大まかな日数だけでも知りたいという方は多いと思います。

そこで、ここでは門扉や門柱、フェンスや駐車場といった外構工事に掛かる時間を分かりやすくまとめてみました。

自宅の外側をオシャレにリフォームしたいと検討している方は、ぜひ外構工事に掛かる一般的な期間を参考にしてみてください。

外構工事にかかる期間

それではまず、門柱・フェンス・駐車場・植栽などの外構工事に掛かる期間を見ていきましょう。

門柱・門扉

門柱や門扉といった外構工事に掛かる時間はおよそ1~2日程度です。

ただし、これは既製品を採用した場合やすでに材料が揃っている場合の工事期間となります。

オリジナルの門柱を依頼している方だと1週間以上の時間が掛かるケースもありますので、あらかじめ理解しておきましょう。

なお、比較的時間が掛かりやすいのは門柱の方で、門扉に関しては取り付けるだけということもあり1日あれば完了します。

これにプラスしてインターフォンや照明の設置を考えている場合は、電気工事に1~2日ほど掛かります。

塀・フェンス

広さにもよりますが、ブロック塀やフェンスなどの外構工事期間は一般的な戸建て住宅で2~4日程度となります。

ブロック塀なら3~4日、フェンスの設置なら2~3日という工事期間を見ておけば問題ありません。

ちなみに塀やフェンスを設置する広さや面積は外構全体のコンセプトによって変わってきます。

海外の邸宅のようなオープンスタイルの外構をコンセプトとするなら、設置する塀やフェンスの量が減りますので必然的に掛かる時間も少なくなります。

反対に、日本でよく見るクローズスタイルの外構であればブロック塀やフェンスをがっちりと設置するため時間が多く掛かるということです。

なお、塀やフェンスを設置するために基礎工事が必要となる場合は、上記の日数よりも工期が若干伸びます。

駐車場

新しく駐車場を設置する場合にはだいたい1週間~2週間ほどの時間が掛かります。

駐車スペースには基本的にコンクリートを使いますが、このコンクリートが完全に乾燥するまでの時間が1週間~2週間ということです。

期間に幅があるのは季節によって乾きやすさが変わってくるからであり、冬場の場合は長く掛かる傾向にあります。

また、外構リフォームをする方の中には合わせてカーポートを設置したいという意見も多いのですが、カーポートに関しては1~5日くらいを見ておけば問題ありません。

(カーポートの規模や種類によって工事期間が異なる)

植栽

庭に木や生垣を植えて緑のある自宅を目指す場合には植栽といった外構工事をおこなうことになります。

なお、この植栽に掛かる時間はだいたい1~2日程度です。

一般的な戸建てくらいの規模ならその日のうちに終わることが大半なので、植栽に関してはあまり日数を気にしなくて大丈夫だと思います。

外構工事を依頼する際の流れ

ここからは外構工事を依頼する際の流れを分かりやすくご紹介していきます。

【外構工事の流れ】

1.新しく依頼する外構工事の内容をまとめる

2.外構工事業者を探す

3.複数の外構工事業者に問い合わせて相見積もりを取る

4.工事を依頼する業者を決める

5.現地調査や打ち合わせを経て正確な見積もりを出してもらう

6.契約を締結する

7.工事開始~完了

8.最終確認をして支払い手続きを済ませる

外構工事(リフォームを含む)を依頼する際には事前に「何を新しく設置するのか」「どういったタイプの外構にしたいのか」という自分なりの意見や内容をまとめておきましょう。

外構工事内容が決まったら外構工事業者を探し、見つけた複数の業者に相見積もりをお願いして最終的に依頼する1社を決めます。

業者が決まったら実際に現地を見てもらって具体的な工事内容や希望する外構物の種類などを相談します。

予算とのバランスを考えながら打ち合わせを重ね、決定した工事内容と見積もりを確認して納得がいったら契約を結ぶというのが一般的な流れです。

なお、この契約書には「工期」や「支払い方法」などが明記されているはずなので、必ずチェックしておいてください。

あとは工事が終わり、依頼した外構物の確認をおこなった上で問題がなければ支払いを済ませて終了です。

ちなみに、この問い合わせから完工までの間に気を付けておきたいポイントは以下の3つとなります。

・業者の選び方

・契約書の内容

・完工時に不備や傷がないかの確認

外構工事業者を選ぶ際には出来るだけ実績や経験が豊富で、口コミやレビューが充実しているところをピックアップしましょう。

実績が少なくても腕の良い外構工事業者もありますが、やはりたくさんのレビューを確認できる業者の方が安心です。

また、契約時には契約書の内容をしっかりと読み込み、分からない部分は業者に直接聞いておいてください。

後になってトラブルが発生したときは、この契約書がベースとなり話し合いが進んでいきます。

そのため、自分側が損をするような内容になっていないか確認しておくことは非常に大事です。

あとは完工して受け渡しをするときに傷やヒビなどが入っていないか、希望通りの形になっているかといった部分をチェックすることも重要となります。

関連記事:外構工事の進め方・流れを解説!問い合わせから完工まで

外構工事が遅れる原因って?

外構工事が遅れる主な原因には以下の3つが挙げられます。

・天候不良

・近隣からのクレーム

・資材の遅れ

外構工事は屋外でおこなうものなので、当然作業スピードは天候によって左右されます。

たとえば駐車スペースのためにコンクリートを流し込んでも雨天が続いてしまえばそれだけ乾くまでに時間が掛かり、全体の工期が遅れる原因となってしまうわけです。

そのため、外構リフォームを依頼する場合には台風が多い時期や梅雨どきを外すようにしましょう。

また、外構工事をおこなっていると近隣の住民からクレームが入り、作業が中断されることも珍しくありません。

クレームの理由には「騒音」「業者の車が邪魔」といったものが挙げられますが、クレームを入れられないためにも普段から近隣住民とは良好な関係を保っておくことが大切と言えます。

そのほか、工事が集中するような時期や年末年始といった特殊なタイミングでは資材の配送が遅れて工事が進まないといったケースもあります。

外構工事を依頼するときには事前に「資材は予定通りに調達できそうなのか?」「特別な資材や部品を使う場合は遅れることもあるのか?」を聞いておくとトラブルになりづらいので覚えておいてください。

まとめ

外構リフォームを検討している方に向けて、外構工事に掛かる期間や注意点などをご紹介してきました。

外構工事にはいくつかの種類がありますが、どれも基本的には1週間以内に終わります。

なお、新しくコンクリートで地面を固める場合には1週間以上掛かることもありますが、季節や天候を考慮すれば早く済ませられるかと思います。

本文で解説してきたポイントを参考にしながら、ぜひ納得のいく外構工事を依頼してみてください。